2004年3月20日

17歳、矢野沙織のアルトサックスをライブで

 19日、六本木のジャズクラブ「SATIN DOLL」に、女子高校生アルトサックス奏者として話題になった矢野沙織の演奏を聴きに行った。「10代の頃、ジャズを演奏していたのは米軍キャンプだった」と語るベテランピアニスト、今田勝のバースデーライブにゲスト出演した。ベース・稲葉国光、ドラム・守新治とこちらもベテラン。
 ベテラン3人を背後に緊張しているのか、目線が落ち着かない。もともとシャイなのかもしれない。しかし、いざ、サックスから音が出始めるとまったく印象が変わる。屈託の無い演奏が聴ける。10代の女性がよりによって、ジャズをいうジャンルを選んでくれたことに感謝したくなる気分だ。
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 昨年発売されたデビュー作『YANO SAORI』(SAVOY,2003)では、冒頭のCharlie Parker『Confirmation』の音色と明るさに感激した。

 ライブの冒頭は、ピアノトリオの演奏で始まる。今田の軽妙なMCも、ベテランの味を感じさせる。屋久島に行ったが、一番古い屋久杉を見に行くには、何時間も歩かないといけないので諦め、もう少し若い(?)杉を見てきた話しなど。
 で、矢野が登場する。CDジャケットの写真で見るより、大柄で肩幅もしっかりしている。軽々しく見えるけれど力強い音で、緊張感がきちんと持続する。バックのおじさんたち(?)も必死にもり立てる。そして、演奏の合間には淡々とした表情でたたずむ矢野。時々見せる笑う口元がやはり若い。
 セカンドセッションでは、登場するとき「ハッピーバースデー」を吹きながら舞台に。今田へのケーキもあって、皆でロウソクを吹き消して写真撮影。「Confirmation」の聴かせてくれた。
 もちろん、技術とか思想とか蓄積といったものはまだまだなのかもしれないけれど、もっともっと自信をつけて、これからも「ガンガン」楽しませて欲しいアーチストである。春には、セカンド・アルバムも予定されていて、他にも活躍の場は広がるようだ。

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