2004年5月20日

山中千尋の大宮でのコンサートに行ってきた

 大宮ソニックシティ・小ホールで、19日開かれた山中千尋ニューヨーク・トリオのコンサート「Madrigal」に行ってきた。16日のTUCに続いて、2回目だが、TUCと違ってコンサートホールが会場で、フォーマルなワンピースで山中は舞台に登場。メンバーは、16日と同じ、Harvey Wirht(ds)とAdam Armstrong(b)である。
 JBLのスピーカーが舞台の両袖に鎮座しているが、いかんせん「汎用ホール」で、雰囲気に欠ける。昨年使った浜離宮朝日ホールや、22日の第一生命ホールと比べると舞台まわりが寂しい。言い方は悪いが、地方を「営業」で回っているようだ。
 関係ないけれど、山中らのCD、DVDのほかにTシャツをロビーで販売している。2800円で、CD『Madrigal』澤野工房)のロゴを使っている。買ってしまった。

 「大宮は初めて」という山中のコンサートの1曲目は「Living Without Friday」で始まる。元気なスタートで、ドラムソロのリズムが楽しめる。2曲目は、「When Octber Goes」で、優しいイメージのイントロからメロディーに入るバラード。しかし、CDに収録されている同曲とは違って、力のこもったアレンジになっている。まるで違う曲のようだ。初めての地でCDの発売順をたどっているのだろうか。
 ちょっと長めの間奏曲を挟んで、「School Days」に入るのは、16日のTUCでのライブと同じ趣向。ぶちっ、と終わるのがよい。
 4曲目は、「Madrigal」。本人のMCによれば、「イケイケのライブバージョン」とのことだが、16日に聴いたときよりはインパクトが薄い。とはいえ、気を持たせるイントロから速いテンポで繰り出す音とリズムは堪らないものがある。ベースソロも情感が満ちている。「Take Five」が続き、前半の最後は「Implosive」(?、綴りに自信なし)。『Madrigal』への収録が最終的に没になった作品だそうだ。ベースソロでは細かく音を刻み、ピアノの前で、山中は上下左右にうごきまくる。魔の手が忍び寄るのであろうか。
 休憩を挟むのだけれど、公民館のような寂しいロビーでアルコールがないのが辛い。たばこを吸えるのがせめてもの救い。
 後半は、青いワンピースに着替え、髪の毛を少しまとめて登場。冒頭は、「Living Time Event V」で、音数を増したアレンジで全力疾走である。2曲目は、うってかわったスタンダード「Old Folks」。静かに鍵盤を、頭をもたげ、まるでBill Evansの有名なポーズのようだ。3曲目はサンバ「Salva Salgueiro」で、過剰な音が空間を埋める。
 4曲目は、「ブルージーで、いつもへこんでいる友だち、アントニオを励ます」曲「Antonio's Joke」。次の「Caravan」では、原型とはずいぶん違ったアレンジとともに、長めのベースソロが楽しめた。最後は、「Yagibushi」。アンコールは「Ojos De Rojo」。
 さて、次は22日。第一生命ホールでどんな「コンサート」を聴かせてくるのか楽しみである。

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