2004年10月11日

Dave Glasser『Begin Again』を衝動買い

 スプリンクラーが水を撒いている。高級住宅地とおぼしき庭先で、帽子にサングラス姿。かがんんでサックスを吹いている。そんなジャケットで買ってしまいました。Dave Glasser(as)の「Begin Again」(Chiaroscuro、2003)。
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 名前を聞いたことはあったけれど、演奏を聴いたことは無かった。本人のホームページによると、リーダーアルバムは3枚目。いわゆる「ビバップ」な演奏を得意としているようだ。CDを出しいてるレーベルもChiaroscuroとか、Nagel Hayerである。

 Illinois Jacquetと1988年頃から演奏し、Clark Terry Quintet、Count Basie Orchestraでも演奏していた。最近は、自らバンドを率いて、アメリカ国内だけでなくヨーロッパにも出かけているようだ。
 聴いていて安心できるし、ちゃんと吹いて欲しいところでは吹いてくれる。ドロドロ、とした感じは無いけれど、高級住宅地の庭先で演奏している人にそこまで求めては酷でありましょう。でも、後半、モンクの作品を取り上げ、「夜」の雰囲気を漂わせている。で、前の2枚のリーダーアルバムを、探してみたくなりました。はは。
 メンバーは、Tardo Hammer(p)、Lee Hudson(b)、Tony Jefferson(ds)である。

 1曲目は、「In The Still Of The Night」。Porterの聞き慣れたメロディーを心地よく吹く。オープニングから安心する。次は、「Steeplechase」で、吹きまくってくれる。アルトの音が脳天に突き刺さりそうだ。Parkerが得意なのか、2000年から02年にかけて、ニューヨークのCharlie Parker Jazz Festivalでソロを披露したという。
 3曲目はGryceの「Reminiscing」。ゆっくり始まる出だしから、サックスのグシュグシュした音が堪らない。4曲目「Social Call」はすぐに続いて、落ち着いた感じのするソロだが、ノリがよい。
 5曲目「Salt Peanuts」は、軽快な感じでメロディをGlasserが吹きまくり。ピアノ・ソロに入っていく。身体が動きそうだ。コキコキ。
6曲目、アルバムのタイトル曲「Begin Again」はGlasserのオリジナル。Duke Ellington風で、Glasserのビブラートが心地よく震える。8曲目のオリジナル「Team Time」は、6とうって変わって、速いテンポで吹き抜ける。
 9曲目の「Bossa For Brigitte」は都会的なボサノバというのだろうか。10曲目は、ピアノのHammnerのオリジナル「Conviction」。11曲目「Tickle Toe」は、Youngのお馴染なメロディー。あまり芸を感じないけれど、これでいいのであろう。
 12曲目、Monkの「Reflections」がいい。昼間の庭先から一気に夜の雰囲気に達したようだ。13曲目「Epistrophy」もモンク。
 最後は「When You Wish Upon A Star」で締める。少々「お決まり」過ぎな感じはする。Glasserはメロディをいじることで違った表情を見せようとしているが。

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