2004年12月29日

やっと見つけた牛ジャケ、Nahorny Trio

 CDに限らず、本でも何でも「ちょっとでも欲しいなあと思ったものは、見かけた時に買っておかないといけない」という肝に銘じていたはずの教訓が活かされませんでした。Nahorny Trioの『dolce far niente ... i nic wiecej』(2002、Confiteor)です。
NahornyTrio.jpg
 春ごろだったと思うのですが、牛のイラストをあしらったジャケットは記憶に残っています。が、曲目のリストを見ると、ほとんどはWt?odzimiers Nahorny(p)のオリジナルで、タイトルも英訳は付いているもののポーランド語で、何だかさっぱり分かりません。買わずに隣に移ったのです。
 そして、年末になって欲しいなあ、と思っても見かけません。きっかけは、寺島靖国さんの『Jazz Bar 2004』(2004、DIW)です。1曲目に入っていて、「おーっ」と声が出そうでした。

 そうなると益々欲しくなるのが人の常。ガッツプロダクションから12月10日発売予定、というチラシを見たのですが店頭にありません。うーん。インターネットで検索しても買えそうなサイトは見つかりませんでした。
 ところが所用で出かけた帰り、新宿のディスクユニオンの前を通ると、ちゃんとこっちを向いているのです。「牛」がです。dolce far nienteは、イタリア語で「無為の愉しみ、安逸、逸楽」という意味だそうで、牛から、あまり焦ったりしてはいけない、と説教された気分です。

 ピアノの力強い音と、ちょっと楽しいメロディ、フレーズが嬉しい1枚でした。特に『Jazz Bar 2004』に収録された3曲目から5曲目までの演奏だけでなく、中盤の情感に満ちた演奏もこの季節にぴったりです。
 「コウジロの不定期日記」でも

ピアノがすばらしい!グランドピアノのあのスケールが出ている。すごみも有り情感も出ている。スピードも申し分無い。
とのこと。

 最後のショパンの作品をアレンジした演奏は、何とも冬の寒いヨーロッパの風景を彷彿とさせてくれます。ちなみにこれを書いている今日の東京は朝から雪が降っています。

(収録曲)
1 Dolce Far Niente And Nothing More
2 Her Portrait
3 Let's Light The Stove
4 I Am Asking The Winter Star
5 The Moon Above Koscielisko
6 Naughty Children
7 aura i filon
8 zymaza
9 You Feel Like Laughing, I Don't
10 Faie Autumn Evening
11 ulula
12 chopin genius loci

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