2005年9月 9日

山中千尋さんの販促ミニ・ライブにまた行ってきた

 決して「おっかけ」ではない、はずだ。レーベルがメジャーになって、当然売り方も変わる。その実態を見極めるためである。また、会社の帰り道でもある。
 9日夜、東京・モザイク銀座阪急で山中千尋さんのミニ・ライブ+サイン会があった。で、行ってきた。HMV数寄屋橋店の主催。開演15分前についたけれど、1階の入り口に囲まれた本当に狭いスペースに人だかりができ、ロープで通路を確保している。座席はなく、取り囲むようにしてみんな立っている。

 新作『Outside By The Swing』(Verve)のプロモーションとはいえ山中さんも大変である。ただ、通りすがりの人が「何だろう」と覗き込んでいるし、ファン層の拡大には通じそうだ。

 人込みをかき分けて、山中さんがピアニカを手に登場する。肩と胸元が開いたカラフルな上に下は黒いスカートにハイヒール。先日の石丸電気のミニ・ライブと同様に、PowerBookG4/12inchを使って、「He's Got The Whole World In His Hands」や「Teared Diary」、「Maturibayashi/ Happy-Go-Lucky-Local」の原曲と新CDに収録されたアレンジを比較する説明で始まる。「Cleopatra's Dream」がアメリカでは知られていないエピソードも、石丸電気と同じである。10分ほどのレクチャーが終わると演奏。

 メンバーは、シダックスのライブと同じ、Tommy Cambel(ds)とGregg Lee(b)。ピアノだけでなく、ベースもエレキだ。音響効果を期待してはいけない場所である。

 1曲目は「Living Without Friday」。エレキ・ベースだとちょっと違った印象で、ドラムのソロも楽しい。で、どんどんテンポが速くなっていくような気がする。その後、iPodで聴いてみたけれど、ずいぶん印象が違うものである。
 2曲目は「Yagibushi」。エレキ・ベースのイントロから始まって、一気に「八木節世界」である。で、アンコールもあって「Candy」を短めにピアニカで披露する。必死の形相で吹き続ける姿は感動的である。

 サイン会は大行列。そう何枚も同じCDを買うことも無いので、上の階にあるHMVに行って、The Max Greger Big Bandの『Maximum』(セレスト)とMichel Petruccianiのトリオ作品を買った。降りてくるとサイン会が終わっている。午後7時半過ぎ。

 チラシに「美人ピアニスト」と謳ってしまうのだから、何となくアイドルのような売り出し方をレコード会社がするのは致し方なく思うけれど、何はともあれ、誰もが通る銀座のデパートの1階で演奏をしている、そのこと自体はとても嬉しかった。
 さらに、こういったミニ・ライブの演奏や立ち居振る舞い、衣装の微妙な差異に拘泥し始めると本当の「おっかけ=マニア」になれるのだろうけれど。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kenyama.net/mt-tb.cgi/188