イタリアの2管クインテット、ほんわかサウンド
暑くなってきた。ビールも旨い。そんな時には、心地良いトランペットやテナー・サックスの音でスタミナ(死語?)をつけよう。

本作Bosso Meets Basso Quintetの『's Wonderful』(Philology)はイタリアのトランペットとテナーサックスとの共演で、どことなく「ほんわか」とした心地になれる。Fabrizio Bossoは、近年大人気の若手トランペッターだ。
Fabrizio Bossoは、1973年生まれ。最近、新譜を次々と出す。追いつかないくらいの快進撃は止まらない。CDショップに寄るたびに、新作が発売されているかのよう。何といっても、分かりやすいメロディとトランペットの音色、それと、イタリアらしい「チョイ悪」なルックスも、いかにもトランペッターらしく、よい。
1931年生まれで、親子のように年の違うGianni Bassoだけれど、同じくPhilologyレーベルからFabrizio Bosso Meets Gianni Basso『Line For Lyons Remembering Chet & Jeru』を出すなど、二人が組んだ演奏は結構ある。いずれにしても、風格と若気の至りの組み合わせで、聴いていて、二人の録音風景を想像するだけで、楽しそうだ。
メンバーは他に、Andrea Pozza(p)、Luciano Milanese(b)、Stefano Bagnoli(ds)。
収録曲は以下の通り。
1、What Is This Thinng Called Love
2、Witchcraft
3、Quo Vadis Samba
4、On A Slow Boat To China
5、If I Were A Bell
6、With A Song In My Heart
7、's Wonderful
8、Candy
9、Oh, What It Seemed To Be
10、Quo Vadis Samba (別テイク)
最初の1はポーターのスタンダード。サックスとトランペットがごあいさつ。トランペットのブルブル音が心地よい。2は、テナーが落ち着いてフレーズを奏でる。ミュート・トランペットも夏にぴったり。3は、ドラムスが気持ちの良いサンバ。やっぱり、夏である。4は段ボールで肉まんを作る国へのスロー・ボートは軽やかに流れるのだ。
5のトランペットによるメロディの涸れた(?)、乾いた(?)感じが堪りません。6も、二人のゆったりとした会話を楽しむ作品。7は最後がカッコいい。8でも優しい感じの二人のメロディがよい。9では、テナーの音色に酔う。10は、うきうき、ご機嫌サンバ。3よりこっちのテイクが私は好き。
台風が過ぎて、暑くなりそう。すでにバテぎみ。

コメントする