2007年8月 9日

やっぱり素敵なHarold Mabernのピアノと歌

 こんなに嬉しいことがあろうか。眼の前に5人。うち4人はリーダー作であれ、サイドマンであれ、新譜が出れば買う人たちだ。中古で見かけても、もちろん買う。
 8月5日(日)の夕方、東京TUCで、Eric AlexandertとGrant Stewartらのクインテットを楽しんだ。

 2006年4月に同じく東京TUCで聴いたのと同じメンバー。Eric Alexander(ts)、Grant Stewart(ts)、Harold Mabern(p)、Joe Farnsworth(ds)、Nat Reeves(b)の5人。ちなみに、必ず買うのは、最初の4人。Nat Reevesさん、ごめんなさい。

 開場20分前、ハガキを持って行列に並ぶ。暑いけれど、あと少しで飲める。ぐっと、我慢。
 ピアノの見える正面の席を確保し、いつものFour Rosesダブルを頼む。1400円。

 ちなみに、1000円高い最前列席はみな男性で、少々異様だ。しかし、女性も多く、EricやGrant、Harold人気だろう。結局、超満員でトイレに行くのが大変な大盛況だ。
 予定より少し遅れて16時45分、5人が登場して、ライブはスタート。
 途中、30分弱の休憩を挟んでアンコールを含め、19時20分まで約2時間、11曲の演奏とお酒を楽しんだ。

 テナーの二人を比較してみれば、Ericの鋭角的で、はやい音と、Grantの太く、暖かい音色が印象的で、更に、Ericの小さな顔の太い首と、Grantの大きな目玉と膨らむ頬が対照的。

 もちろん、演奏もよい。Grantがとばす、とばす、と思えば、Ericも負けていない。Natのベース・ソロにEricとHaroldが、楽しいフレーズでちゃちゃを入れる。ついには、Haroldが歌う。初めて聞いたが、格好良いのだ。渋いブルースというのだろうか。

 しかし、前回もそうだったけれど、大ベテラン、Haroldのピアノは、本当に気持ちいい。つぶれて皺くちゃになった笑顔で、耳に馴染んだフレーズを、ガンガン鳴らしてくれる。こんな風に50年ずっと演奏し続けてきた。そんな人が、床に置いたビール(?)を舐めながら、汗をしたたらせ眼の前で熱演している。ご機嫌で、嬉しくなって目が潤む。

 若いメンバーの演奏中に、うなずき、うなり声をあげ、演奏をもり立てる。Ericのメンバー紹介でも「イチバン、センセイ」と別格の扱い。71歳だけれど、まだまだずっと演奏を聴かせて欲しいものだ。

 そういえば、Joeはやっぱり女性好き。休憩時間中もホールに降りてきて、缶ビールを飲みながら、オシャベリ。楽しそうである。
 さて、JoeとEricと自分は同い年。同年代のジャズは、やはり嬉しい。

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