High Five Quintetをブルーノート東京で
これだったらFreddie Hubbard(tp)のいたJazz Messengersを聴いた方がいいとか、言いたい気持ちは分かるけれど、21世紀初頭の東京・青山で彼らの「ライブ」を聴くことはできない。

それに実際に聴いていれば、そんなことはどうでも良くなる。音を思い切り浴びるのだ。イタリアの5人組ハードバップ、Fabrizio Bosso(tp)率いるHigh Five Quintetのライブを、20周年を迎えたブルーノート東京で、18日聴いてきた。
メンバーは以下の通り。
Fabrizio Bosso(tp)
Daniele Scannapieco(ts)
Luca Mannutza(p)
Pietro Ciancaglini(b)
Lorenzo Tuccu(ds)
Fabrizio Bossoが参加しているアルバムは、店頭で見かけるとまず買ってしまうし、Daniele Scannapiecoも何枚か聴いている。このQuintetでは夏に買った『Five For Fun』(伊Blue Note)が心地よかった。何と言っても1曲目のタイトル曲冒頭だけで、思わず手を伸ばして、叫んでしまいそう。イエーィ!
ブルーノート東京は、1年前に大西順子さんのライブに来て以来、久しぶり。会社を抜け出し、セカンドセットを目指して、早めに到着。
来日を知って慌てて、ネットで自由席を予約したけれど、場内の店員さんによる席の案内を聞いているうちに、口車に乗ってしまい、脇のソファの席に変えてしまった。
2000円追加だけれど、ガブガブ飲んでも、周りに怖い顔をされそうもないのがいい。身体も伸ばせてらくちんだ。
生ハムとピクルス(1800円)とスコッチ・ウイスキーの250ccのデキャンタ(5000円)を注文。早速、グビグビ。うまい。
隣はおじさんと女性。何だか、アレな雰囲気である。ちなみに演奏中に何度も女性に話しかけるのはどうかと思う。
定刻の21時半、ローマのどこにでもいそうな5人組が登場する。最初からトランペットが飛ばす。フリューゲルホルンに持ち替えて、歌う、うたう。ミュートをかけて、ゴムで音をゆがませて、森羅万象変幻自在に繰り出されるサウンド、達者な芸人。もちろん、褒め言葉。
Fabrizio Bossoが、Daniele Scannapiecoに「さあ、行けよ」と声を掛けて送り出す場面もあって、楽しいステージ。
7曲目に、お気に入りの「Five For Fun」で、ご機嫌だ。生で聴きたかった。目が覚めるとはこのこと。
アンコールもあって、終了は22時52分。大満足。デキャンタも空だ。サイン会もあった。
会場ではテレビカメラが回っている。来年2月にDVDが発売されるという。楽しみである。

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