前橋で、オーケストラをバックに山中千尋さんが熱演
2月15日、1945年に創設された名門、群馬交響楽団(創設当時は高崎市民オーケストラ)をバックに、大好きなピアニスト、山中千尋さんが、「Rhapsody In Blue」と八木節を熱演した。指揮は、飯守泰次郎さん。

群響特別演奏会「巨匠 飯守泰次郎&ジャズ界の妖精 山中千尋 群響 華麗なるセッション」と題されたコンサートで、プログラムは、ドヴォルザークの交響曲第9番ホ短調「新世界より」とガーシュウィンの「パリのアメリカ人」、そして山中さんアレンジのガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」である。
新幹線と在来線を乗り継いで、前橋の群馬県民会館に到着。開場前でエントランスには入場を待つ人で溢れている。
重厚で素敵なホールで、何か懐かしい感じ。ただ、ロビーの売店にビールはなく、県の公共施設であり健全だ。階段が多く、バリア・フリーで無いのは残念。
まずは「新世界より」。オーケストラのメンバーが登場し、音合わせ。気分の高まる一瞬だ。人気の有名曲で、分かりやすく聞きやすい。通しで聞くと結構長いことも分かる。
15分の休憩の後は、「パリのアメリカ人」。何だか、コミカルである。「新世界より」とあわせて、歴史のパリと新しいアメリカを感じさせる組み合わせだ。
いよいよ、山中さんの登場だ。一旦、メンバーが弾けて、舞台最前中央にピアノが置かれる。
16時34分、水色と茶色のドレス、桐生の織物で登場。やんややんや。オーケストラとピアノ・ソロ(カデンツァ)の対話、対比が心地よい。力強いピアノで、数十人のオーケストラに負けていない。アレンジもウキウキで楽しい。
そして、いつもの山中さんのピアノに耳を奪われる。優しくリズムを刻んで、足と身体が動き出しそう。ただし、そこはクラシックのコンサート。身体でリズムを取っている観客は見当たらない。
演奏後の拍手がすごい。いつものジャズ・ライブと違って、何度も袖と舞台を行ったり来たり。お辞儀が大変そうだ。そして、アンコール。オーケストラ版の八木節。
目に涙が浮かびそうになる。いや、実際泣いていたかもしれない。何度も何度も山中さんの八木節を聴いてきたけれど、フル・オケが八木節をかなで、その前で山中さんが聴き慣れたフレーズを繰り出す。コントラバスとチェロが、一斉にピチカットで弦を弾く姿は壮観だ。これを嬉しいといわず、何に感動しよう。
鳴り止まぬ拍手に再アンコールもあって、コンサート終了。恒例のサイン会も長蛇の列。
高崎で久しぶりに食べた「餃子の王将」。変わらない味と雰囲気が懐かしい。もちろん、ビールだ。

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