2009年6月20日

地元の群馬、野山に囲まれたホールで山中千尋さん

 大好きなピアニスト、山中千尋さんの地元、群馬で開かれたコンサートに、6月14日出かけた。トリオの演奏だけでなく、地元中学校の吹奏楽部との「共演」もあって楽しい日帰り旅行となった。
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 群馬県みどり市笠懸町にある笠懸野文化ホール・パルで、木々と緑のまぶしい立地。思いきり背伸びをして、深呼吸だ。

 浅草から、東武特急「りょうもう」に乗って、新桐生に向かう。途中、雷雨に見舞われたが、桐生は曇り空。
 開場の少し前に到着し、まわりを見回したものの、アルコール類は一切無し。コンビニもない。いよいよ健全な観賞である。
 ロビーの仮設ショップでは、山中さんのアルバムが、澤野工房のファースト・アルバムからすべて並ぶ。売り子の声が賑やかで、個人的なお勧めを教えて、販売促進につとめている。

 定員が1,016人の大きなホールで、舞台の後には、アルバム・ジャケットなど写真を代わる代わる投影するスクリーンがあり、凝っている。「Chihiro Yamanaka Piano Trio Jazz Concert」の文字がまぶしい。演奏中は、演奏風景をリアルタイムで写していた。

 定刻の16時過ぎ、会場が真っ暗になる。黄色いシャツにジーンズ姿で、今日も素敵である。

 メンバーは、脇義典(b)、Tommy Campbell(ds)。

 演奏したのは以下の通り。

(ファースト)
1、Quand Biron Voulut Danser
2、Living Without Friday
3、Antonio's Joke
4、All Of Me
5、愛の夢
6、Liebesleid(愛の悲しみ)

(セカンド)
7、Take Five
8、What A Diff'rence A Day Made(縁は異なもの)
9、Carillon
10、Impulsive

(アンコール)
11、Over The Rainbow
12、Tennessee Waltz
13、Confirmation
14、Yagibushi


 大好きな1で、まず嬉しくなる。早速、ベース・ソロとピアノ・ソロが聴きもの。で、飛ばす飛ばす。
 最初から大丈夫だろうか。2では、ユーモラスはTommyがいつもの遊びを見せる。客席にちょっかいを出したり、いつも笑える。スクリーンの大きな画像に見入ってしまう。しかし、これも大丈夫かというくらい力強い演奏だ。渾身の一曲。

 最初のMCは、小さい時にホールの近く大間々に住んでいたことがあり、「空気がなつかしい。泥団子を作ったけど、とても堅くなる」と話す。先日のJoaoとのライブの話になり、「私もいけてる」と自信を深めたという。

 3は、「ハード・バップ、いかにもジャズ」と紹介してスタート。ゆっくりめだ。ベースも優しく弦を弾く。どことなく懐かしいフレーズの交わるピアノがいい。ちなみに、タイトルになっているアントニオさんだが、ベースの脇さんとの共通に知り合いで、励ますつもりで作曲したものの、アントニオがこの曲を鼻歌で歌っているのを聞いたら、腹が立ってきたという。複雑である。

 4がアルバム『After Hours』の冒頭曲。アルバムではギターの弦音が、極めて印象的でよかったけれど、今日のピアノもいい。音がくっきりと聞こえて、嬉しいのだ。素敵なフレーズもばっちり。ドラムスとの掛け合いにもニコニコしてしまう。
 5は、脇さんのアレンジによるリストの名曲。聞き慣れた曲だけれど、ちょっと不思議なアレンジ。「ヨシくんは恋愛にポジティブだ」だそうだ。
 一方、山中さんアレンジによる6は、「愛の悲しみ」。対照的な選曲。重たい出だしに、情感の入ったピアノ・ソロ。しかし、ノリノリで悲しくない。よいよい。ドラムス・ソロ、手拍子も入って前半終了。17:02だ。15分の休憩。しかし、お酒もないので、水を飲んで過ごす。健康的。

 後半最初に大間々の思いでを披露してくれる。題して「12枚のパンツ」。
 「演奏は上品に、誰でも知っている曲」とのことで、7が始まる。相変わらず、客席と遊ぶドラムス。ベースとピアノのソロが楽しい。8は、Roland「ピアノ・バー」の説明があってから演奏が始まる。ピアノが、パオパオ鳴っていい。ちなみに山中さんの妹さんと、フルートを吹かれるお父さまの誕生日はいずれも6月だそうだ。

 9でも、パリの電話ボックスに閉じこめられた時に思いついた曲と解説し、「格好良いけど、冷たいフランス人」と。メロディが響いて、ベース・ソロに耳を傾ける。爽やかなピアノだったが、どんどんヒート・アップして、10に流れ込む。
 どこぞのJoao流か、山中さんも手拍子を客席に求めるようになった。ピンク・パンサーやゲゲゲの鬼太郎、C Jam Bluesなどなど、楽しいフレーズが満載だ。

 アンコールの11は、大間々中学校の吹奏楽部33人と共演。メンバーは女性だけのようだ。温かく、生徒たちを支える山中さんが微笑ましい。

 ピアノとベースが入れ替わって、12。大きなベースを抱えながらも、以前より演奏は上達して、テンポよく進む。やっぱり拍手が入る。
 続く12はピアニカで「メリーさんの羊」から「Confirmation」のテーマに。またまた手拍子。季節外れのジングルベルも交えて、楽しい。
 そして、最後は地元で14である。地元だけに激しく攻める進歩したバージョン。時間超過もあって、短めの凝縮版で18時半、終了。
 中学生が山中さんだけでなくメンバーに花束と記念品などを贈呈。地元らしい演出だ。

 帰りの駅近くでコンビニを発見。「りょうもう」車中でビールを飲んで、喉を潤したものだ。ぐびぐび。 

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コメント

なるほど、東武線でアクセスがいいわけですね。

あすは、キャパ80人のレキシントン新庄。楽しみです。例のCD売り子さんも、販売促進に励むことでしょう。

s_aidaさま
こんばんは。
初めて群馬でピアノトリオの山中さんを聴きました。
東京でのコンサートとは違う雰囲気を満喫しました。ふふ。
新庄でのライブ、楽しんでらして下さい。
では。
kenyama


BBLの予約受付、始まりましたね。

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