宮崎の芝生で山中千尋さんを聴く
夕暮れの空の下、とんぼも飛ぶのびやかな舞台で山中千尋さんのトリオを楽しんできた。宮崎で開かれた「UMK フェニックス ジャム・ナイト2009」の2日目、7月19日のジャズの部である。

連休のまん中で、まだ暑いうちから芝生に腰を下ろす。オリジナルの九州産の赤ワインとおつまみ片手に聴く演奏のはご機嫌で、ピクニック気分である。
リゾート法で鳴り物入りで完成した「シーガイア」だが、経営危機になってから初めて訪れた。出来たばかりの頃、面白がって巨大な室内プールに入ったのが、今は昔。
チケットとのセットを予約したホテル「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」横にあるイベントスクエアが会場だ。芝生が綺麗で、後にはバーベキューをするスペースもある。

飲み物や食べ物などのテントもあって、地鶏焼もある。前日のJ-POPの時よりは空いているようだが、座って、しっかり聴くには丁度いいくらい。
会場入口では、カメラの検査が厳しい。でも携帯に何百万画素のデジカメがつく時代にどの位の実効性があるのか疑問である。
チケットで、協賛のコカ・コーラが売り出し中のミネラルウォーター「イロハス」が貰える。すぐに飲んでしまいそうだ。暑いのだ。
開演の午後6時、まだ明るい中、司会者が登場。大森うたえもんでびっくりである。たけし軍団のメンバーだが、現在は宮崎在住らしい。途中、ギターでひどい(?)歌を披露してくれた。
最初は、Yuji Ono & Lupintic Fiveで、テレビアニメ「ルパン三世」でおなじみの大野雄二さんのバンドだ。
フェンダー・ローズを大野さんがあやつり、ルパンである。
小さい頃、大好きだったアニメで、嬉しくなる。何といっても、峰不二子のテーマから始まるのである。
五右衛門のテーマでは、ミュート・トランペットがいい雰囲気を出す。銭形のテーマでは、ドンドンドコドン、とドラムスが響く。いえーい。愛のテーマ、次元のテーマと続き、最後はルパンのテーマ。
6時45分過ぎ、山中さんが登場。黄色い衣装で、夏の宮崎らしさを演出している。メンバーは、井上陽介(b)さんとJene Jackson(ds)のトリオだ。
演奏したのは以下の通り。
1、Living Without Friday
2、Antonio's Joke
3、Take Five
4、Girl From Ipanema
5、Yagibushi
少し暗くなってきた。舞台で3人が光る。1は、ライブの調子をはかるのだろうか、冒頭でよく演奏されるオリジナル曲。山中さんのライブに来ていることを実感する瞬間だ。うふふ。
ベース・ソロが楽しく、耳を傾ける。つづく2も、大好きなオリジナルだ。数日後に日蝕を控えた青空、高い空の下、山中さんを聴く。幸せである。思い思いに座る観客も、拍手と声援を送る。嬉しくなる。
赤ワインを飲みながら聴く3。ニューヨークの退廃した雰囲気と元気一発宮崎県のコントラストを思いを巡らせる。
4は、戦うイパネマ娘。激しい演奏だ。徐々に暗くなり、DVD『Leaninf Forward』のように時間経過を感じさせるライブで、映画を観ているようだ。5も挑戦的。山中さん、格好良いのだ。
もっともっと聴きたかったけれど、時にはジャズ・フェスも良いなあと思う。
次は、日比谷の「サマージャズレボリューション」(8月29日)、ビルボードライブ東京(9月3、4日)。ニューヨークで新作の録音もされたようで、楽しみだ。
フェスティバルは、さらに、Salena Jonesと渋谷毅オーケストラwith Friendsとプログラムは続くのであった。
宮崎で飲む焼酎も旨いのである。
