HMV渋谷で山中千尋さんの新譜を記念したライブ
愛聴している山中千尋さんの新譜『Runnin' Wild』の発売を記念したイン・ストア・ライブが21日、東京・渋谷のHMVで開かれた。ベニー・グッドマンにちなんだ3曲を披露し、演奏後サイン会。100人以上が集まり、熱気に満ちたライブだった。
セクステット編成で作られたアルバムをトリオで演奏するのだから、山中さんは三面六臂の活躍だ。
新譜発売を記念した販促イベントは、昨年9月の石丸電気以来で、来週末には、その石丸電気でも開かれる。
会場に早めに着くと、リハーサル中。新アルバムの非収録曲を弾いている。早く収録曲を聴きたいなあ、と期待は高まる。
HMVは改装工事中で、フロアの構成が変わっている。
ジャズは3階。ステージは2階だ。徐々に、会社帰りの人や女性など整理券を片手に人が集まってくる。
定刻19時にトリオが登場。山中さんは黒いワンピースとブーツ。ベルトがかっこいい。
メンバーは、Mark Tourian(b)、岡田圭太(ds)。Markは、山中さんのライブでお馴染み。岡田さんは、1964年大阪生まれで、ニューヨークに在住していたことがあるという。
リハーサルでは「今日はMCをしません」、ということだったけれど、「今回のアルバムは、6人で録ったのですが、今日は舞台が狭いので3人しか連れてこられませんでした」と一人で何人分も演奏することを説明。「今日は、MHVとH&Mを勘違いして、H&Mに行ってしま」ったそうで、何か買い物をしたのだろうか?
確かに近くに大きなお店がオープンしたばかりだ。
もちろん、新譜を販売するイベントだけに、「CDは見る聴く食べると3枚買います。レコードがあれば、もう1枚です」と購買を促す。
演奏したのは、以下の通り。
1、Sing Sing Sing
2、These Foolish Things
3、Airmail Special
1は『Abyss』に収録されている曲。「フライングしてしまって、今回のアルバムに入れれば、ボリュームも増したのに」と。しかし、どうして、どうして、力強いアレンジで、低音と高音のエレピの音が腹にしみる。
一転して2は、しっとりとしたバラード。もちろん、あとの2曲は『Runnin' Wild』収録曲だ。
「私が弾いても」と謙遜されるが、歌いながら鍵盤に向かう姿は素敵で、演奏に耳が没入してしまう。
最後の3は、日比谷公会堂で、夏向け「ゲゲゲの鬼太郎」バージョンで披露された曲。今日は秋向けトリオ・バージョン。途轍もなく心地よく、楽しんで、身体が動く。最後にメンバーを紹介して、演奏は終了。
舞台前にカウンターを置いて行われたサイン会も長蛇の列。
さて、来週は石丸電気である。

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