2009年12月18日

スピノザ『エチカ』を読む(3)第一部定義3

 第1部「神について」定義3。実体についてだ。

DEFINITIONS.
III. By 'substance' I mean that which is in itself, and is
conceived through itself: in other words, that of which a
conception can be formed independently of any other conception.

定義
3、実体とは、それ自身のうちに在りかつそれ自身によって考えられるもの、言いかえればその概念を形成するのに他のものの概念を必要としないもの、と解する。

 冒頭の定義1と同様な雰囲気の漂う定義だ。実体はsubstanceである。
 それ自身の中にあり、それ自身で考えられるものが、実体だという。実体と自己原因の関係はいかに? サスペンス・ドラマのような展開を期待したい。substance is self-caused なのだろうか。
 さておき、概念を形成するのに概念を必要としないのはいいとしても、考える(概念を作る)にしてもそれだけで考えられるもの(概念)は、とても小さいような気がする。あまり大きなものは、他の概念(もの)が混じっていそうだ。
 一方、極端に大きい、馬並みならぬ宇宙並みの大きさがあれば、それだけで考えられそうだ。でも、とても大味そう。
 世界を縦に切るのだろうか、横に切るのだろうか、輪切りは横か?

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