山中千尋さん、渡欧前の東京TUCは大盛況
1月30日に開かれた山中千尋さんの東京TUC(サイトがリニューアルした。かっこよし)でのライブは大盛況だった。TUCでは、昨年(09年)6月のピアノ・デュオ以来となり、今回はピアノ・トリオで舞台のしつらえも変わって、ぎっしり満員。

演奏もご機嫌で、たっぷり土曜の午後を楽しんだ。
会場に入って、まずびっくり。ピアノの置かれている位置が変わっている。そのため、客席も多い。そして、超満員。
舞台向かって左端にあったピアノが右端に移り、その分、ベースとドラムスも右にずれる。かどの三角コーナーに凝縮されたトリオ。
支配人の田中さんによる熱のこもったスピーチと、TUCでのライブ招待券プレゼントもあって、盛り上がる。ハイボールをなめる。
開演時刻を少し回った16時40分、緑のドレスと黒の素敵なハイヒールで山中さんが登場。
ピアノの山中千尋さんのほか、メンバーは、岡田圭太(ds)、須川崇志 (b)。
演奏したの以下の通り。
【ファースト】
1、Sing Sing Sing - Give Me A Break
2、ルッフ・ルー
3、S.L.S.
4、Take Five
5、Carillon
6、So Long
7、RTG
【セカンド】
8、Living Without Friday
9、Giant Steps
10、?
11、アバンゼ?
12、Hackensack
13、Sabot
14、Yagibushi
(アンコール)
15、Tennessee Waltz
16、Smoke Gets In Your Eyes
17、Airmail Special
心地よい1のイントロでライブがスタート。
若いイケメンのベーシストに指示が飛ぶ。最初から激しいので、大丈夫かと不安になるくらい。ドラムスも良い。エフェクトも抜群に効いて、イエーいである。
2は一転して、ゆっくり。ドラムスがコキコキ鳴らす。ベース・ソロがいい。若いので嬉しくニコニコだ。といっても、徐々に力強さを増してくるピアノに聞き入る。
ちなみにドラムスの岡田さんのキャッチフレーズは「イケメンのへび」で、須川さんのは「イチゴちゃん」、ストロベリーだそうだ。一方、和菓子の食べられない山中さんは、いくらトライしてもだめだとして、次の曲に突入するかと思えば、ニューヨークで通った映画学校の話に。映画が好きで、どうなっているのか知りたくて撮ってみたという。折角なので、何らかの形で公開して欲しいモノだ。
で、始まった3。力強い感じのドラムスとピアノソロ。ヒールの音も心地よい。めくるめく演奏が展開される。5は軽快なイントロで始まり、嬉しいドラムスのソロを聴く。5は、あまりライブで演奏していない曲。アルバム収録より早い、激しい。見違えるようにすごい。背中の汗がまぶしい。
「私のバンドだから」。
6では。うたいながらピアノをたたく山中さん。素敵に優しいメロディーだ。すぐにでも会いたいものだ。7はイントロを弾きながら、ベーシストに譜面を渡す。そして、1時間以上の熱演終了。17時53分。
入れ替わりだが、ほとんどの人が通しで残る。追加の注文をする。
18時30分過ぎ、会場が暗くなって3人が登場する。
優しいピアノのイントロで始まるものの、当然賑やかに終わる8では、ベースのソロを楽しむ。コルトレーンで有名な9では、ピアノ・バーのエフェクトが心地よく、いい感じだ。10、そして「冷蔵庫の残りもの」。ベースが早く進む。アルバムで没になったという11もいい曲だと思うけれど。12はドラムスのソロが抜群だ。
13ではディスコ・サボットで、ドラムスがねちねちとリズムを刻む。クラブより、ディスコである。お馴染みの14ではご機嫌なイントロで、中腰演奏で大団円。19時45分。
「ありがとうございました」。
でも拍手は終わらない。アンコールが始まる。
15では、山中さんがベースを披露する。須川さんがピアノを弾くが、アレで、「やめてください」と中止の指示がリーダーから。続いて16を楽しんで、最後の17がいい。アルバム『Runnin' Wild』ではカルテットだった演奏を3人、というか山中さんが4人力。ドラムスもぐいぐい来て、ピアノをひくひく。すべて終わって、20時05分。
終演後のサイン会も長い列ができる。近くのお店で軽く食べる。iPodをつないでもらって、お店のスピーカーでアルバムを楽しんだものだ。
山中さんはすぐに、ロシア、フランス、ドイツへ旅立つ。日本での演奏は3月のビルボードだ。もう楽しみである。

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