2011年12月26日

10代が企画したコンサートで山中千尋さんのデュオを

 12月18日、前橋の群馬県民会館(ベイシア文化ホール)で、ジャズの魅力と題した「ティーンエイジャー・コンサート」が開かれた。群馬出身の音楽家の演奏や、山中千尋さんのジャズ講座、山中さんのピアノとベースのデュオの演奏と、盛りだくさんの催しだった。
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 1000人近い来場者が集まり、終演後のサイン会には1時間以上の行列ができる盛況。演奏はもちろん、山中さんが出演者を紹介したり、インタビューしたりと、別の一面をみることもできた。

 開場前は自由席のため、大行列ができた。
 ホールの展示室のシャッターを開けて、行列を整理する。このホールには、2009年2月に山中さんと群馬交響楽団が共演したときに訪れた。あの時も寒かったが、今日も寒い。
 14時30分に開場する。舞台には、ピアノとベースの他に、マリンバが置かれていて、ちょっと違った雰囲気が嬉しい。

 定刻15時になって、山中さんが登場。「群馬のティーンが企画してくれました。最後までお楽しみください」。

 まずはマリンバの山崎慶子さんが登場。大学には行ってからマリンバを学んだという。ソロの演奏を2曲、披露してくれる。山中さんいわく、身近なマリンバの音といえば、「渋谷Loftの前で鳴っている音」と「NHKの今日の料理の音楽」とのこと。

 続いて、クラリネットの木幡亮仁さんが登場。10時間くらい練習したときは、唇を切ってしまい血だらけになったそうだ。練習熱心だが、バイクで風を切って走り去るらしい。同じく2曲を披露してくれる。クラリネットを選んだのは、「エレガントで気持ちの良い、柔らかい音だから」とのこと。

 幕間で、実行委員長の女性が「ジャズ・クイズ」。ジャズの発祥地や意味、アメリカで殿堂入りした日本人の性別など、解説つきで会場から拍手で回答を求める。正答率は高いと思う。

 引き続いて、山中さんのジャズ講座である。
 最初は、クラシックとジャズの境界ということで、リズムの違いを「C Jam Blues」で実演する。楽譜通りに弾き、ジャズ風に弾いて比較する。サン=サーンスの曲でも原曲とジャズ風を弾き比べる。なるほどである。
 次は、自分のメロディーを足す実演で、アドリブを浮き彫りにする。最後は、コードの秘密ということで、和音、倍音の深みを説明した。

 4人で「サンタが町にやってきた」をジャズ・セッションし、前半終了。15時50分。

 相変わらず、お酒の無い、県の施設らしいロビーで休憩だ。

 16時10分に再開である。山中さんは衣裳を替えて、金色のワンピース。やはり素敵である。演奏は東保光さんのベースとのデュオである。演奏したのは以下の通り。

1、She Did It Again
2、Beverly
3、Take Five
4、When You Wish Upon A Star
5、Rain, Rain And Rain
(アンコール)
6、Yagibushi
7、So Long

 1はピアノのテーマに続いて、力の入ったベースに。ソロが良い。続くピアノも良い。うたっている。ドラムスが無いので、トリオと違った緊張感というか、音の交錯が楽しい。2は、原題、川下り、河から流れ落ちてくる曲で、懐かしいテーマである。ベース・ソロもくっきり。ピアノも新鮮で、はっきりと、強く、訴えかけてくる。
 3は渾身のベース・ソロを聴く。ピアノ・ソロも盛り上がる。一転して、しっとりとした4のバラードだ。「早く日本が元通りに」とチャリティに参加したことも明かす。デュオだけに、ゆっくりスタート。テーマに流れ込んで、いつになく、激しいピアノ・ソロになる。ベースも叩く、叩く。16時55分。

 アンコールの6は、初のデュオ・バージョンである。地元でもあり、気合いの入ったピアノ・ソロだ。最後の7では会場から手拍子が自然に沸き起こる。訴えかけてくるようだ。17時18分、終了。
 サイン会も大行列で、お疲れさまである。寒い夜には熱燗だ。

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