2012年1月25日

新年1月の山中千尋さんのライブは、熱気がすごい

 1月20日、金曜の夜。名古屋ブルーノートに駆けつけた。2012年初めてとなる山中千尋さんの国内ライブで、セカンド・セットに何とか間に合った。
NagoyaBN120120.jpg
 新しい曲も披露してくれて、熱気と盛り上がりに満ちたブルーノートだった。

 冷たい雨がぱらつく名古屋。クラブの入り口の階段を足早に下りる。東京は雪だったようだ。地下の「ジャズ・クラブ」とは、ジャズらしい。ニューヨークのビレッジ・ヴァンガードも地下である。

 20時20分ごろ、開場。ほぼ一杯のセカンド・セットで、ジントニックをぐびぐび。21時15分ごろ、会場が暗くなり、3人が舞台に上がる。山中さんは黒いドレスで、今日も素敵だ。

 「みなさん、今晩は。名古屋ブルーノートで演奏できて嬉しいです」と、メンバー紹介。
 生まれて初めてお風呂の蓋を買ったとのが、今年最初のニュースだそうだ。第1回「NISSAN PRESENTS JAZZJAPAN AWARD 2011」のアルバム・オブ・ザ・オヤー(ジャズ部門)を受賞したことの報告もあった。おめでとうございます。大きな拍手で満たされる。

 メンバーは、このところ国内ライブでの定番となった、東保光(b)、岡田佳大(ds)とのトリオ。演奏したのは以下の通り。

【セカンド・セット】
1、Sing Sing Sing
2、Giant Steps
3、Rain Rain And Rain
4、It Was A Beautiful 8 Minutes On My Life
5、Close To You
6、Hong Kong
7、Yagibushi
(アンコール)
8、When Light Is Low
9、So Long

 1は、ドラムスのノリノリ・リズムでスタートする。ピアノの音も重く響く。「Saturday In The Park」から、テーマに入り、激しくゴー! である。凝ったリズムのピアノ・ソロで、ニコニコだ。最初からとっても盛り上がる。

 MCは、特製カクテルの紹介だ。「テキーラ、ウォッカ、ジンなどをつかって、紅茶風味を実現した元気になるアイスティ」だそうだ。山中さんのオリジナル「Rain Rain And Rain」にちなんで「Rain」という名前である。水色が綺麗なお酒である。

 2は、ゆっくりスタートする。ベース・ソロをじっくり聴こうと意気込む。こてこて、ゴキゴキのドラムスもいい。ピアノが徐々にエキサイトし、華やかに、快活に、畳みかける。3は、オリジナルカクテルの素になった曲。アンニュイなイントロで、ベースも印象的だ。そして、雄大に生成し、テーマがくっきり浮かび上がる。ピアノ・ソロが小気味いいのだ。ダンダンダン、ゴーゴーゴー。
 バラードということで始まる4は、これまでのアルバムにも未収録の新曲で、ピアノがテーマをくっきり示し、寂しいが優しい、それは幸せな音楽を作り上がる。3人が醸し出す音場である。

 「7拍子でお楽しみください」という、カーペンターズで有名な、バカラックの5のテーマは、ポップで何度聴いても嬉しい。ベース・ソロもグッドだし、ピアノ・ソロが「Close to you」にぴったりだ。ドラムスがもり立ててて、岡田さんが歌う。もちろん、東保さんや山中さんもうたう。とてつもなく盛り上がる。
 6は、街の香港ではなく、板尾創路とコンビをこんでいた「ほんこん」にちなんだ曲だが、サスペンスな感じで盛り上がる。おまけというけれど、身体ウキウキである。定番の7は、和音が絡み合うでだしで、いいなあ、とひとりごちる。湧き上がるフレーズと3人のインタープレイが光る。爆発トリオだ。22時33分。

 アンコールになだれ込む。洋服が破れるような激しいライブで、顰蹙覚悟で「新しい曲」である8がスタート。夜の大人のアダルティなテーマがいいし、激しいリズムと、ドラムスの勢いにうたれる。ノリノリであることは間違いないし、アメリカン・ポップな感じもいい。最後の9は速いテンポで始まり、盛り上がる。22時53分。新年から身体がすっきりする、心地よいライブだった。

 名古屋の金曜の夜は遅い。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kenyama.net/mt-tb.cgi/535